お互い職業柄、もちろん音楽を大好きだからなのですが色々なルーツを持っているのでギターサウンドでの楽曲ごとの個性のつけ方に様々なジャンルの音楽への造詣を感じました。
僕は自宅をスタジオとして利用しているのですが、爆音で聴くと気持ち良い。
M.4「Into Your Bathroom」のような淡い音から、M.7「天使の噛み傷」のようなラウドな曲まで、そこから生まれる「音楽の青さ」や「若さに訴える力」が凄く印象的でした。
終盤のM.8のダンサンブルな「Kinky Ape」という楽曲ではタイトなリズム隊が支える上で、実験的な電子音やSEもインパクトが大きく、ただのギターバンドじゃない拘りを聴かせてくれるし。
色々な視点で楽しめる一枚です。
勿論、音楽家という視点から観てもバンドとしての細かいアレンジへの拘りは伝わるし、良い意味で音楽への拘りと、実力、予算などを考えると継続していく事は大変だと思いますが、その全てのエッセンスが噛み合う作品を作った時は自分で様々なアプローチをして一人でも多くのリスナーに聴いてもらおうとする活動にも、とても共感します。
日本での音楽活動は発展途上で、色々な問題を解決し、若いアーティスト、バンドマンに方向性を示していかなくてはいけない中、こうしてその発想の一つである【バンド側が自らレコメンドを依頼する】という事に僕が参加させていただくのはとても光栄です。またゆっくりお話しましょう。
(半田雄翔/Rejecreate Label代表・Sound Producer)
揺らぐ心情を乗せる淡い音像。Tweegazerなどのパワーポップ好きには一聴の価値あり!
(藤田聡/COOKIE SCENE)